【書評】物語思考 けんすう(古川健介)著

ビジネス本

起業家でインフルエンサーのけんすうさんの『物語思考』を紹介します。
やりたいことが見つからない人に対しての提言を行っています。

帯には「やりたいことなんて見つけるな!」と刺激的なフレーズも書かれています。
物語の主人公のように人生を生きてみると、いい結果が得られるのでは、と紹介しています。

この本はこんな方におすすめ!
  • やりたい事が見つけられない
  • ビジネス書を読んでも行動に移せない
  • 何をすればいいかわからないけど、充実した人生を送りたい人
どら
どら

この記事はどらが書きました。

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著者の紹介

本書の著者、けんすうさんこと古川健介さんは、エンジェル投資家であり、アル株式会社の代表取締役であり、インフルエンサー。
Twitterのフォロワーは26万人超!

内容の紹介と感想

本書に書かれている内容を紹介します。

本書は、『多くのビジネス書は使い勝手が悪い』と宣言しています。
多くのビジネス書は、まず行動しよう!と書かれており、一瞬やる気がでるが数日たつといつもの生活に戻る栄養ドリンクのようなもと例えています。

そんな「やりたいことをみつけろと言われても、見つけ方がわからない」「行動しろと言われてもできない」という人を対象にしています。

こうゆう人けっこう多いのではないでしょうか?
こうゆう人に向けたマニュアル本だということです。

私も漏れずこうゆう人間なので、本書を詳しく読んでみたくなりました。
マニュアル本にしては面白い本です。

本書は、人生を物語と捉え、自分をその物語の主人公に見立てる、という考え方を紹介しています。
多くのビジネス書にはない、面白い考え方でした。

こうゆう状況では主人公ならどう行動するか?
ここで大きな試練が主人公に待ち受けている。
など、客観的に自分を俯瞰することができます。

目次

  • 本書の使い方
  • オープニング「物語思考」とはなにか?
  • ステップ1 頭の枷を外しながら、なりたい状態を考える
  • ステップ2 「キャラ」の作り方
  • ステップ3 「キャラ」に行動させよう
  • ステップ4 キャラが最高に活きる環境を作ろう
  • ステップ5 物語を転がそう
  • エンディング 物語にゴールはない
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おすすめポイント

本書は以下の構成で「物語思考」を紹介しています。

  • 自分を制限している頭の枷をとる
  • なりたいキャラクター像を設定する
  • そのキャラを実際に動かす
  • そのキャラが活きる環境を作る
  • そのキャラで「物語を転がす」

このなかからポイントとなる箇所を紹介していきます。

頭の枷を外す

前述の通り、本書は自分自身が物語の主人公=キャラとなるという方法を紹介しています。
では、物語の主人公はどうゆう人なのか?

物語の主人公なので、やはり目的を果たすべき冒険をするわけですね。
なので、その主人公つまり自分の「なりたい状態」は何か?を問うてみる必要があります。

未来になりたい状態を言語化することで見えてくるものがあります。
そのために10年後になりたい状態を100個書きましょう。と紹介しています。

この手の将来なりたい状態をたくさん書き出しましょう、という手法は他のビジネス書にも紹介されていて、若干がっかりしましたが、読み続けてみましょう。

その際に「枷」つまり上限を決めてしまうことが良くないとされています。
頭の枷を外すために、目標となる数字を2倍や半分にしてみると良いようです。

年収1000万円 → 年収2000万
労働時間を週30時間 → 労働時間を週15時間

など。

この方法も、他のビジネス書でも紹介されていますが、主人公=キャラを作るには必要となります。
100個書き出すことは難しいと思いますが、楽しんで思いついて時に追加していくことが良いようですね。

キャラを動かす

なりたい状態がきまったら、「キャラ」を設定し動かしていきます。

通常ですと、頑張って結果を出すことで、自分がこうゆう人間つまりキャラだと認識するでしょう。
しかし、このやり方だと、途中で結果が出ずに諦めてしまうことがあります。

そこで、先に自分がこうゆう人間(キャラ)だと認識することから始めます。
そして、そのキャラが行動しそうなプロセスを実行することで、結果がでる。
ということを主張しています。

自分をキャラに見立てることによって、「ここで行動しないと物語が盛り上がらないな」と思ったり、辛いことがあっても「ここは主人公に与えられた試練の場面」と思うことができます。
こうすることによって、行動するプロセスが変わり結果が出てくるんだろうと思います。

まとめ

今回は、けんすうさんの『物語思考』を紹介させていただきました。
本書には、物語の主人公となるキャラの作り方、キャラの動かし方、物語の転がし方が紹介されています。
このマニュアル通り行動すれば、行動できるようになる、ということですね。

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